オンライン学習に移行することはできますが、オンライン給食には移行できません

Activity Report

オンライン学習に移行することはできますが、オンライン給食には移行できません

当社は2008年よりTABLE FOR TWOの活動に参加しています。
ヘルシーな食生活を送ることで、開発途上国の子どもたちに給食を届ける活動です。

コロナ禍での新しい取り組み

コロナは世界中の学校に通う子どもたち、特に開発途上国の子どもたちに壊滅的な影響を及ぼしています。
栄養価の高い学校給食は子どもたちの成長や健康状態の維持に重要な役割を果たしています。貧しい家族にとって休校に伴う学校給食の中止は、子どもに昼食を与えられないという事態に直結します。
TFTは、各支援地域で生徒たちに食事を届け続ける方法を模索し、実現可能な代替案に着手しています。
現地の支援団体の方々にご協力をいただきながら、新型コロナウイルスから自分たちの身を守る方法として、手洗いやマスクの使用など、衛生面での啓蒙活動も行っています。支援先の村の至る所に手洗い場を設置しました。

給食スタッフの雇用も守りながら、子どもたちに給食を届けています

「私たちはオンライン学習に移行することはできますが、オンライン給食には移行できません。 何らかの解決策が必要であり、私たちはそれに取り組んでいます」(WFP学校給食部長カルメン・バルバノ氏)

ルワンダでは2020年3月から全土で教育機関が閉鎖されています。ラジオやテレビを利用した遠隔教育が実施されていますが、親も子どもたちも学校の再開を心待ちにしています。
これまで学校給食の提供に携わってきたスタッフの雇用も守りつつ、休校期間中も給食を希望する子どもには時間差で登校してもらい、お互いの距離を保ったり、屋外で食べるなどの工夫をしながら給食の提供を続けています。家庭で十分に食べられない子どもにとっては、貴重な食事の機会です。食べる前には手洗いの指導をするなど、衛生意識の向上にも努めています。
休園している幼稚園では、給食として提供しているおかゆを作る材料セットをパッケージにして、持ち帰ってもらっています。

「休校になってから、ずっと学校のことを考えている」

ルワンダ・バンダ村の小学校に通うSifaちゃんは、休校中は教科書を読んだりノートを見返して勉強を続けています。国の教育委員会が提供する授業は、家にテレビやラジオがないためアクセスできません。
「休校になってから、ずっと学校のことを考えていて、両親にいつ学校が再開するのか毎日聞いています。早く友達と遊びたいです」

おうちごはんでTFTに参加いただけます

TFT支援先のひとつ、フィリピンのバライバイ小学校では、これまで健康診断で栄養不良と診断された生徒を対象に給食を提供してきました。 今は、休校中で健康診断が実施できず、また、国の制限で21歳以下は外出ができないため、当面は全校生徒を対象に、 米・緑豆・粉乳・調味料・缶詰類を配布し、自宅で給食を食べてもらうように運用しています。

TABLE FOR TWO(テーブル・フォー・ツー)は、 ヘルシーな認定商品を選ぶことで開発途上国の子どもたちに学校給食を届ける活動です。

あなたの食事が、だれかの給食に。
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