Activity Report
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TFTにとって、Oisixとは(安東迪子さん・TABLE FOR TWO International事務局長)
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TABLE FOR TWOの「おにぎりアクション」は、だれにでもできる愛情のおすそわけ
―今年も、世界食糧デーにあわせたTABLE FOR TWO(以下TFT)の「おにぎりアクション」キャンペーンが始まりますね。
「おにぎりを作って、もちろん買ってきてもいいんですけど、写真を撮って投稿するだけで子どもたちへの支援ができる、という気軽さで、多くの個人の方にご参加いただいています。
日常の中で、特にお子さんをお持ちのお母さんたちは、毎朝お弁当でおにぎり作ってる方も多いので、投稿していただきやすかったんですね。ふだんやっていることを通じて自分のお子さんだけではなく、ほかの国の子どものためにもなるっていうことで、インスタグラムを使っていらっしゃる主婦層の方には、すごく反応がありました」
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ほっこりした気持ちをアフリカの子どもたちにもおすそ分けしてもらえたら
―3回目となる今年は「おにぎりラブレター」という特別企画もあります。
「農家さんと、おにぎりを食べる人たち。握ってくれた人と、おにぎりを食べる人たち。そしてアフリカの子どもたちと、おにぎりを食べる人たち。それぞれのあたたかいメッセージを伝え、届けます。
おにぎりって、自分のためだけに握るっていうことはないですよね。誰かのために握る食べものなので、そのほっこりした気持ちをアフリカの子どもたちにもおすそ分けしてもらえたらと考えています。もっとこう、あたたかみを増していこうと(笑)Oisixさんからは、山形でお米を作っていらっしゃる農家さんのメッセージをいただきました※」
※斉藤さんが作った2017年新米も、TFT対象商品になります
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Oisixのお客様が建ててくれた給食室を見てきました
Oisixでは、2008年からTFTの活動に賛同しています。
TFT認定商品の販売を通じ、お客様にヘルシーな生活をしていただきながら、手軽に無理なく社会貢献できる取り組みを続けてきました。
Oisixのお客さまによる、累計寄付給食数は3,460,706食(2017年8月現在)。デイリー使いの商品のほか、シールつきハロウィンかぼちゃなども販売してきました。
たくさんのお客さまにTFT対象商品をお選びいただき、農業不振により深刻な食料不足の状態にあるルワンダ・バンダ村、ケニアのルシンガ島の2か所に、「Oisixの給食室」を建設することができました。
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給食に従事する人たちはとっても誇らしげ
視察に訪れた安東さんによれば、この給食室は「村の中で、もっともラグジュアリーな施設」なんだとか。
「Oisixのお客さまのご協力で、2棟建てていただいた給食室。
これのおかげで子どもたちは学校に通い、元気になりましたし、村中の学校にこの給食室から給食を運搬するので、その仕事ができたことで大人にとっても生活の助けになっています。
給食に従事する人たちもとっても誇らしげで、村の中で一番イケてる仕事みたいな、そんな場所になっていました」
電気もガスも通っていないバンダ村。給食室の横には牛小屋があり、そこから得られるバイオガスを作って火をおこすことができるようになっているのだそうです。
「最初からそのことが設計に盛り込んであって、牛さえいてくれたら回っていく(笑)
温かいものを作るとき、火をおこすのが何といっても重労働なんですが、おかげで調理しやすくなりました。栄養失調状態の子には、それで横の畑でとれた野菜を炒めて出してあげられるんですね」
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昨日届いたばかりという写真を見せてくれました
「この写真、わざわざ無電化の村から何時間もかけて車を走らせて、ネット環境がある場所まで行って送ってきてくれたものなんです」
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TFTにとって、Oisixとは
「Oisixさんには、TFTの取り組みを一番最初にやっていただきました。
取り組みの内容も、クリエイティブですよね。給食室を作るプロジェクトでも、お客様向けにあとどのくらいの寄付で達成できるかをゲージで分かりやすく見えるようにしていたり、ウガンダの給食メニュー※を再現して誰でも食べられるようにしたオリジナル商品の開発など、企画の一つひとつで世界観を大事にしている。そのこだわり方に学びました」
※ウガンダで提供されている給食メニューを再現して販売。アフリカの子どもたちと食事を分かち合っていることを、より身近に感じていただけます
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ラブレター企画をこれからも
「社内で、有志のチームで、この活動にやりがいを感じてくださっているのがうれしいです。
アフリカのメニューが作れるKitOisix※、あれこそまさにTFT自身でやったらいいことだと思いました。
コンセプトをわかりやすく提示してくれて、それも嬉しかったですね」
※KitOisixメニュー「ミートボールと野菜のクスクス―プ/ウガンダ風白いんげん豆のトマト煮」
「今回のおにぎりアクションで行なうラブレター企画、農家さんからの愛を伝えるっていうのも、ふだんOisixさんが扱っているものって、作った方のこだわりがつまったものですよね。
それでいうと、Oisixさんのやっていることって、いつもラブレター企画なんだなあって思いました」