2022年大地を守る第一次産業支援基金の活動のご報告

Activity Report

2022年大地を守る第一次産業支援基金の活動のご報告

みなさんからご協力をいただきました「大地を守る第一次産業支援基金」の2022年度(2022/4/1~2023/3/31)の活動と収支を下記のとおりご報告いたします。
(2023年5月11日更新)

ゆあさ農園の梅 雹害支援報告

6/2(木)と6/3(金)に降った雹(ひょう)の影響で、大地を守る会で販売している梅の生産者ゆあさ農園(群馬県)に大きな被害が発生しました。大半の梅が地面に落ち、残った梅も傷だらけになり、今年の梅のお届けは断念せざるを得ませんでした。
雹は大きいもので直径5㎝ほど、周りが鋭利で、梅の種が飛び出すほどの威力があったそうですが、幸い、ゆあさ農園さんの作業場やご家族、ご自宅は無事でした。

大地を守る会では、梅干しなどの加工品の生産にお役立ていただけるよう「大地を守る第一次産業支援基金」から20万円をゆあさ農園さんに寄付いたしました。
湯浅さんからは「梅干し用の塩代や、有機認定書の支払いなどのつなぎ資金にありがたく使わせていただきます。来年以降も頑張ります」と感謝のお言葉もいただいております。

大和川酒造を応援「Kularism(クラリズム) 」 イベントへの支援報告

大地を守る会は、2022年5月28日(土)「クラリズム実行委員会」への協力を通じて、新型コロナウィルスの流行で逆境にある地酒業界、音楽業界と一緒に、「聴いて」「飲んで」応援の輪を広げるライブイベント「Kularism(クラリズム)」を開催し、運営費用として約56万円を「第一次産業支援基金」より使用させていただきました。
大地を守る会は、大和川酒造(福島県喜多方市)、佐藤タイジプロジェクトと一緒に、新型コロナウィルスの流行が長引き、多くの業界が逆境となる中、「聴いて」「飲んで」応援の輪を広げ、第一次産業を元気づけようと、大和川酒蔵・北方風土館昭和蔵にて開催しました。酒蔵を改修したホールには、地元・東北から九州まで、全国から約70名のお客様が集いました。
大和川酒造は、大地を守る会オリジナル純米酒「種蒔人」の生産者でもあります。原料米の生産者の伊藤俊彦さん(稲田稲作研究会/ジェイラップ)と大地を守る会の戎谷徹也さん(現フルーツバスケット代表取締役/種蒔人基金※)が「オレたちの酒をつくることで田んぼを一枚でも多く残したい!」と乗り込んでから今年で30年になります。以来、大地を守る会は、田んぼを守るため、ジェイラップ、大和川酒造とともに米/日本酒の消費を呼びかけてきました。
​​​今回、呼びかけ人である佐藤タイジさんに加え、開催趣旨に賛同した織田哲郎さん、宮田和弥さんも出演。また、MCは、佐藤タイジさんが出演するラジオ番組「Love On Music」DJのジョー横溝さんが務めました。アーティストそれぞれの演奏に加えて、3人でのセッションや地元の祭囃子の演奏もあり、充実した内容となりました。トークコーナーには、種蒔人基金の戎谷徹也さんも登壇し、「日本酒を飲むことがお米の消費を増やし、ひいては日本の田んぼを守ることに繋がる」ことを語ってくださいました。
会場のロビー/ホワイエには、大和川酒造の10種類のお酒を無料で試飲できる「利き酒コーナー」や、気に入ったお酒を購入いただける売店を併設。さらに、地域の食材を販売するフードコーナーも展開し、全国から参加した来場者は、日本酒をはじめ様々な産品に触れる中で、第一次産業への理解を深めました。
※日本酒「種蒔人」の売上の一部を寄付し、福島喜多方市山都町に江戸時代から伝わる、水田の水路を保全する活動の支援をしています。

2022年度活動収支

2022年度活動収支PDF

2023年5月に発生した石川県能登地方や千葉県南部を震源とする地震も予断を許さない状況が続いています。2023年2月にはトルコ・シリア国境付近での大地震もありました。昨今では、猛暑や豪雨、台風による各地の被害も多くなってきています。オイシックス・ラ・大地は、今後もこれらの自然災害支援を継続して行ってまいります。皆さんの温かいご協力を引き続きよろしくお願いいたします。

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