Activity Report
今年も大盛況!夏休み自然エネルギー教室開催!
大地を守る・くらしからエネルギーを考える会(通称大エネ)が継続して開催している「夏休み自然エネルギー教室」は、毎年大好評のイベントです。
このイベントは、大地を守る会会員(主に小学生と保護者)を対象とし、身近な材料を使った工作と体験をすることで、自然エネルギーがどんなものなのかを学ぶための講座です。
今回は、授業を2時間に分けて行いました。1時間目は電気のお話。2時間目はソーラーカー作り体験。どちらも子どもたちは興味津々です。以下当日の様子をレポートします。
1時間目は電気のお話~手回し発電機に興味津々の子どもたち
1時間目は電気のお話です。ちょっと難しいかなと思いましたが、子どもたちは真剣なまなざしで講師の先生のお話に耳を傾け、実験にも興味津々でした。
講師の質問に手を挙げて答える子どもたち
講師手作りの手回し発電機。ぐるぐる回すハンドルの先にはモーターがついていて、その先には赤色と黒色の端子があります。端子に何も繋げずに回すとハンドルは軽く、コンデンサー(静電気をためる蓄電池)に繋ぐと、回すハンドルは重くなります。
何故なのか?講師が鋭く質問を投げかけると、子どもたちは考え、挙手し、ひらめいた答えを次々に口にします。
手回し発電機を実際に回してみる
重い?軽い?みんな真剣です
実際に何も繋げない状態と、コンデンサーに繋いだ状態で、全員にハンドルを回してもらいました。コンデンサーに繋いだときにかかる負荷の重さに驚く子どもたち。
みんなで作った電気でライトが点いたよ
みんなで協力して精一杯回して蓄電した電気。LEDライトに電気を流して、明かりはイベントが終わるまでずっと点いていました。
走ったときには感動もひとしお
当日は真夏の日が差す猛暑日晴天。帽子をかぶってみんな思い思いに走らせたり、レースをしたり。
影を作ると何故止まるんだろう?パネルをお日様の方に傾けると速く走るね、など、たくさんの気づきもありました。
~2時間目はソーラーカー作り~
各家庭から持ち寄られた500mlのペットボトルに、キットになっている小さな太陽光パネルやモーター、タイヤを取り付ける工作です。
こう書くと簡単そうですが、実際はニッパーやドライバーをも使い、綺麗に仕上げるためのコツもあったりと、なかなかにハードな作業です。
丁寧に真剣に
保護者もお手伝い
外に行く前に教室で動作チェック!
完成まであと少し
組立て終わったらテスト
講師のチェックを受ける子どもたちの表情も真剣!
いざ外へ!
格闘すること45分、できあがった至宝の作品を持って外へ!
大事な愛車
子どもたちは動くものが好き。ソーラーカーを走らせるときの笑顔はどの子も表情が豊かです。
このイベントは小さなものですが、一人でも多くの子どもたちがほんの少しでもエネルギーの大切さ、地球環境の大切さを学んでもらえればうれしいですね。
まとめ
自然エネルギーは、太陽光のほか、水力、地熱、バイオマスなどのエネルギーで、再生可能エネルギーとも呼ばれています。これらのエネルギーは、CO2や放射性物質を排出しないため、温暖化防止や地球環境に優しいエネルギーと言われています。くらしに必要な電気。環境にやさしい自然エネルギーを取り入れながら生活していきたいですね!
★「大地を守る・くらしからエネルギーを考える会」とは★
私たち「大地を守る・くらしからエネルギーを考える会」は、1986年のチェルノブイリ原発事故を機にくらしとエネルギーの在り方を考え続け、「再生可能エネルギー」を広めるため、自分たちに今できることは何か模索しながら活動しています。これからも、未来世代に負の遺産を残さないよう、エネルギーもくらしも持続可能な社会をめざします。