コーポレート・ガバナンス

基本的な考え方・体制

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取締役会の役割

当社は、当社グループの事業理念を実現する企業戦略や重要な経営資源の配分について決定することを取締役会の役割・責務としています。社内役員による決定プロセスを含めた当社独自の各起案に対し、社外役員は他社事例を提示しつつ客観的な審査を行っています。

取締役の構成

2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
取締役数 総数 10名 10名 9名 9名 9名
業務執行取締役数 5名 5名 4名 4名 4名
非業務執行取締役数 5名 5名 5名 5名 5名
独立社外取締役数 2名 3名 5名 5名 5名
女性取締役数 2名 3名 3名 3名 3名
外国人取締役数 0名 0名 0名 0名 0名

※各年度とも6月の定時株主総会による選任後の数となります。

取締役の選任基準

当社の取締役の人数は、 定款で定める員数である11名以内であることを前提とします。 取締役候補者の決定に際しては、実効性ある経営体制及び取締役会における実質的な議論を確保するために必要かつ適切な人数で構成し、各事業分野の経営に強みを発揮できる人材や経営管理に適した人材等、専門性に配慮しながら、取締役会全体としての知識、経験、能力のバランス及び多様性を確保します。
当社は、社外取締役の独立性については、東京証券取引所の独立性基準に準拠した基準に基づき取締役会で審議し、独立社外取締役の候補者を選定しています。

取締役会スキルマトリックス(取締役・監査役の構成)

取締役会を構成する各取締役・監査役が保有しているスキル(専門性、経験、知見等)を、一覧表の形でまとめたものとなります。特に顕著なスキル3~4点に絞って表示しております。
なお、従来の「役員報酬諮問会議」を発展的に解消して設置した、任意の委員会「指名・報酬委員会」においては、このスキルマトリックスも参考にして、取締役の次期候補者や後継者育成計画を策定してまいります。

取締役会スキルマトリックス(取締役・監査役の構成)

取締役会の実施回数と出席率

取締役会は原則として月1回開催し、取締役会附議基準による重要事項に関する意思決定・監督機能を担っています。
2023年度は取締役会を14回、監査役会を17回実施しました。
取締役会の議長には株主総会後の取締役会で選任された小﨑取締役が就任し、監査役会の議長には監査役会で選任された乙部常勤監査役が就任しております。

取締役会、各委員会への出席状況(2023年4月1日~2024年3月31日)

氏名 取締役会
(実施回数:14回)
監査役会
(実施回数:17回)
取締役 髙島宏平 出席率14/14、100% -
小﨑宏行 出席率14/14、100% -
堤祐輔 出席率14/14、100% -
松本浩平 出席率14/14、100% -
花田光世 出席率14/14、100% -
田中仁 出席率14/14、100% -
渡部純子 出席率14/14、100% -
櫻井稚子 出席率14/14、100% -
小脇美里 出席率14/14、100% -
監査役 乙部智佳 出席率14/14、100% 出席率17/17、100%
諸江幸祐 出席率14/14、100% 出席率17/17、100%
小久保崇 出席率14/14、100% 出席率17/17、94%
小林久美 出席率14/14、100% 出席率16/17、94%

上記のほか、書面決議を6回行っております。

取締役会の実効性評価

当社は、毎年、取締役会の実効性の維持と向上を目的として、取締役会の実効性に関する分析と評価を行い、得られた課題を踏まえて、取締役会の実効性の更なる向上に取り組むこととしています。
2024年3月期は、全役員に対して書面アンケートを実施後、社外役員に対して取締役会事務局がインタビューを行うとともに個別に協議を行い、取締役及び監査役から得られた意見や評価を基に取り組むべき課題を抽出し、今後に向けた課題認識を致しました。
「書面アンケート」では、最初に、総論として「当社における取締役会には主にどのような機能が求められるか」を問い、その観点での点数(5点満点)とコメントを取得し、次に各論として、「取締役会の構成や運営等」にかかる取締役会の構成、審議の状況、議事運営、情報提供等について点数とコメントを取得し、これらに基づきインタビューを実施しました。
結果、概ね取締役会の運営は実効性を有していると評価しています。
まず、総論である「当社における取締役会には主にどのような機能が求められるか」については、業務執行の決定、業務執行(内容と過程)に対 するモニタリング(監督)、社外役員を中心とした知見や情報の共有についてバランスよく意見が集まり、その評価としては評点5点満点中、総論4.1 点となりました。
一方、各論については、平均4.5点となっております。改善にむけての意見についても、基本的ともいえる事項もあるものの、概ね、より良い運営に向けてのプラス方向への改善意見を得ています。
主な、改善意見としては、審議の前提となる会社の情報の更なる共有、子会社を含めて投資済案件のその後についての報告やデッドロックやリスクサイド観点、代替手段との比較検討の充実等の議案内容の充実等がありました。また、コロナ禍を経て改めて実際に参集しての取締役会その他の情報共有の場の要請もありました。これらについて、取締役会事務局中心に 継続的に取り組み、さらなる取締役会の実効性向上を図って参ります。

利益相反の回避

機関による監視として、会社法に基づき取締役会で承認と報告を実施しています。その基礎資料として、通常の稟議・契約書捺印過程において、法務部が利益相反対象取引の有無を確認し、決算時には、各役員に対して利益相反取引の有無を照会しています。

コーポレート・ガバナンス報告書

コーポレート・ガバナンス報告書は以下をご覧ください。

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