INFO

東日本大震災から12年

東日本大震災により犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし、被災されたすべての方に心からお見舞い申し上げます。

オイシックス・ラ・大地株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平)は、Oisix、らでぃっしゅぼーや、大地を守る会の各宅配事業を通じて震災以来支援活動を続けています。

■Oisix|東北発!美味しく生まれ変わった”もったいない”商品

Oisixでは、東日本大震災によって被害を受けた東日本の食産業の長期的支援を行う、一般社団法人「東の食の会(*)」がプロデュースする東北発の商品を販売しています。復興課題も未だ残る一方で、震災以前よりも更に進んだ食産業や新たな魅力ある商品の開発を続けています。

null
現在販売中の「解凍するだけ!5種海藻のネバネバだし」は、昆布、茎わかめ、わかめ、めかぶ、あかもくの5種類の三陸産海藻を使用。これら原料の約半分近くが市場に出回らない、味は変わらないが色落ちしている、葉に穴が開いている、小さすぎる、大きすぎるなどの理由から選別中に取り除かれるものを使用。解凍後はそのまま食べられ、ご飯、冷やっこ、うどん、パスタ、サラダ、酢の物などにかけるだけで使える、おいしくて便利な1品でありながら、使うだけでフードロス削減にも貢献できる商品。

えごま国内生産量トップクラスの福島県から生まれた「すぐに使える!風味豊かなえごまぬか床」は、オメガ3(α-リノレン酸)を多く含む油として注目されている「えごま油」の搾油後の残渣を活用。地域の米糠と合わせ、ぬか床の発酵を進めるために入れる捨て漬け野菜も地域で出る規格外の野菜を使用することで“もったいない”を解消したフードロス削減商品に。

*:東の食の会とは
「東の食に、日本の力を。東の食を、日本の力に。」をモットーに、東日本大震災によって被害を受けた東日本の食産業の長期的支援を目的として2011 年に創設された一般社団法人です。当社は特別会員として設立より会の活動を応援しています。

■らでぃっしゅぼーや|被災家庭の子どもたちをサポートし続けています

らでぃっしゅぼーやでは、2011年の東日本大震災以降、被災した子どもの成長のサポートを目的とし、お客さまから一口1,000円で寄付を募っています。
2022年寄付金総額は、みなさまからの温かいご支援を受け2,458,000円(国・地方公共団体向け1,165,000円、民間団体向け1,293,000円)に。お預かりした寄付金は、国・地方公共団体向けは宮城県の「東日本大震災みやぎこども育英募金」に、民間団体向けは、子どもの教育格差問題の解決に向けた活動をされている「公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(CFC)」に寄付しました。
震災から10年以上経った現在も、被災家庭の子どもたちは進学や進路の道を閉ざされる状況に置かれています。CFCでは、経済困窮世帯の小学生から高校生を対象に、塾や習い事で利用できるスタディクーポンを提供し子どもたちの教育の機会を支えています。また、元クーポン利用者の大学生がボランティアとして子どもたちを見守る活動に継続的に関わってくれるなど、長期的な被災地復興に向け素敵なつながりもできています。

現在の受付方法を始めた2014年3月から2023年2月時点のお客さまからおよせいただいた義援金の合計は38,214,000円です。皆様からの心よりのご支援、誠にありがとうございました。支援活動の様子は、改めて当社ホームページなどで報告させていただきます。

@平井慶祐

■大地を守る会|福島でオーガニックコットンを栽培

東日本大震災から1年後の2012年春、福島県いわき市で、有機農法によるコットン栽培市民参加型のプロジェクト「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」がスタートしました。風評被害もあり農作物を作ることができなくなるのではないかという不安を抱える農家を支援すること、そして、一部の畑では津波の被害もあり、塩害にも強いコットンが最適だと考えたことが取り組み開始の背景です。
当時、大地を守る会の生産者のいわき夏井ファーム(福島県いわき市)がふくしまオーガニックコットンプロジェクトのメンバーとして活動していたこともあり、2016年より大地を守る会は援農などでこのプロジェクトの支援を始め、現在も続いています。

ふくしまオーガニックコットンプロジェクトでは、5月に種を播き、10・11月にコットンを収穫します。2022年秋の収穫量は、種子がついたままのシードコットンで670kg、種子を取った原綿で167kg。1枚300gのTシャツ(本プロジェクトのコットン5%使用)で換算すると11,133枚分になります。
今週、大地を守る会ではふくしまオーガニックコットンプロジェクトのコットンを使用して作った手ぬぐいを予約販売しています。


今後も事業を通じ、東北の魅力を伝え、復興にも貢献してまいります。

PAGE TOP