⾷品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・⼤地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社⻑:⾼島宏平、以下 当社)が展開するアップサイクル商品※を開発・販売するフードロス解決型ブランド「Upcycle by Oisix」は、公益財団法人食品等流通合理化促進機構が主催する「第10回食品産業もったいない大賞」において「農林水産省大臣官房長賞」を受賞しました。
※: アップサイクル商品:これまで捨てられていたものに付加価値をつけ、アップグレードした商品のこと。
食品産業は、私たちの毎日の食生活を支えるという消費者にとって極めて身近で不可欠な重要な産業である一方で、エネルギー消費のロスや廃棄物等の発生を伴いやすい産業ともいえます。そこで、食品産業の持続可能な発展に向け、環境対策の一環でもある「エネルギー・CO2削減」、「廃棄量削減・再生利用」、「教育・普及(消費者に最も身近な食品を通してこれらの啓発を促す)」等の観点から、顕著な実績を挙げている食品関連事業者並びに食品産業によるこうした取組を促進・支援している企業、団体及び個人を広く表彰し、世の中に周知することで、食品産業全体での地球温暖化・省エネルギー対策及び食品ロス削減等をより一層促進することを目的としています。
東日本大震災を契機に見直されている「もったいない」の思いこそが、地球温暖化・省エネルギー対策に取り組む原動力になると考え、これを大賞の冠名としています。
受賞結果について(「第10回もったいない大賞」プレスリリースより)
「産地や食品製造現場で生じるもったいない原料を新たな食品にアップサイクル。おいしく食べるだけで食品ロス削減に繋がる食ブランド『Upcycle by Oisix』でフードロスを約64トン削減!」
「食品サプライチェーン全体のフードロスを削減する取り組みとして、2021年7月に「フードロスに、新たな価値を」のコンセプトのもとUpcycle by Oisixを立ち上げ。ブロッコリーの茎など廃棄される部位を用いた商品開発、事業化のための販売企画、更に取扱いを拡充するための加工現場と繋がりを構築し、取組み開始からこれまでに自社企画商品49品を創り上げる。ブロッコリーの茎やパイナップルの芯等、廃棄されていたものを活用、アップサイクルし新たな形の食品として生まれ変わらせる活動を実施。」
受賞内容の詳細はこちらでご覧いただけます
(公益財団法人食品等流通合理化促進機構 第10回食品産業もったいない大賞公式サイト)
https://www.ofsi.or.jp/mottainai/kekka10/
製造現場では、見た目や食感などの観点から、廃棄される非可食部が多くあります。当社では2021年7月の「Upcycle by Oisix」開始に伴い、フードロス削減への取り組みの対象を当社PB商品製造委託先および原料仕入先の提携工場に拡げ、サプライチェーン全体でのフードロス削減の取り組みを進めています。畑や加工現場で、これまで見栄えや食感の悪さなどから捨てられていた食材を、より環境負荷が低く、新たな価値を加えた自社オリジナルのアップサイクル商品として開発、おいしく驚きのある新たな食材を生み出しています。
「野菜のこの部分ってどんな味なの?」「捨てられる食材だけど、なんだかおいしそう!」そんなちょっとしたきっかけが、フードロスのない世界に繋がっていくような、地球と身体にやさしい新たな食体験をお届けしています。
「Upcycle by Oisix」ブランドサイト
https://upcyclebyoisix.jp/
オイシックス・ラ・大地株式会社(代表:高島宏平)は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供しています。子会社の買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」や、米国でヴィーガンミールキットを展開する「Purple Carrot」も含め、食のサブスクリプションサービスを広げています。
当社は、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)として、サブスクリプションモデルによる受注予測や、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなどを通じ、畑から食卓まで、サプライチェーン全体でフードロスゼロを目指しています。