食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平)は、2022年5月23日より青稜中学校(所在地:東京都品川区、校長:青田 泰明)のSDGsゼミナールで特別授業を開講中です。6月27日開催の3回目の授業では、2回目の授業で子供たちが議論をして選んだ商品化アイディアのうち、昆布の根元を粉末にして練りこんだ「昆布の根元そうめん」としいたけの軸と豆腐を使った「しいたけの軸ハンバーグ」の試作品を試食。味付けアイディアをチームで議論した結果、昆布の根元そうめんは野菜ブイヨンとの組み合わせ、しいたけの軸ハンバーグは和風おろしソースとの組み合わせが人気でした。また、宿題として生徒が各自考えてきたパッケージデザイン案もチームで議論し発表しました。このデザイン案をもとに、試作品の改良とパッケージデザインの制作を進めていきます。
9月5日の次回授業では、もう一つの商品化アイディアである「だいこんの葉蒸しパン」の試食とパッケージデザイン案の投票ののち、3商品のネーミングとマーケティングプランを議論しながら、どうしたら商品を世の中の人に知ってもらえるかを考えます。
▲昆布の根元そうめん試食風景
▲しいたけの軸ハンバーグ試食風景
【開催日時】2022年6月27日(月)13:50~15:30
【参加者】青稜中学校の2年生と3年生の有志50名
【登壇者】東海林園子(オイシックス・ラ・大地 執行役員 経営企画本部 グリーンプロジェクト所管)
【授業内容】
・日本料理「傳」長谷川シェフとの試作品開発について進捗共有
・昆布の根元そうめんを試食。アレンジレシピをチームで議論し発表
・しいたけの軸ハンバーグを試食。アレンジレシピをチームで議論し発表
・各自宿題で考えたパッケージデザイン案をチームで議論し発表
・自分たちが考えたものがこんなに早く形になり始めたことにまずはびっくりしました。さまざまなプロフェッショナルのアドバイスをもらうことで、自分たちのアイデアがさらに魅力的なものに仕上がっていることがうれしいです。
・実際に販売するものを、みんなの意見を聞きながら考えていけることに感動しています。また、フードロスの食材を使うことで地球のためにもなり、いい影響を与えられそうなことにわくわくしています。
・フードロスはみんながやれば解決できると思っているので、それを広げるお手伝いになれればと思い、このゼミナールに参加しました。授業を通してSDGsについてより学びが深まりました。
昆布の根元そうめんを試食!
まず子供たちが試食したのは、昆布の根元を粉末にして練りこんだ手延べそうめん。もちもちとした食感で昆布の旨味が口いっぱいに広がる味に仕上がっており、塩だけで食べたいという声もあがりました。今回は、白だし、野菜ブイヨン、煮干し香る醤油だれ、鶏ガラベース、ごま味噌だれの5種類のたれのなかから、どれがそうめんと合うかチームで話し合いました。
「昆布の味が引き立つのは野菜ブイヨン」「ごま味噌だれは濃厚さがそうめんとよく合うし、子供から大人まで食べられる」「白だしとで迷ったが、野菜ブイヨンの方が話題性がある」などさまざまな意見があがり、投票の結果野菜ブイヨンが選ばれました。
しいたけの軸ハンバーグを試食!
次に試食したのは、しいたけの軸を使った豆腐ハンバーグ。しいたけの軸をこまかく刻んで豆腐とおからとあわせています。ひき肉を使用していないものの、しいたけの軸のコクと深みで満足感の高い味に仕上がりました。今回は、照り焼きソースと和風おろしソースのどちらがハンバーグに合うか食べ比べました。
「和風おろしソースは老若男女が食べやすい味」「子供をターゲットにするなら照り焼きソースだが、女性をターゲットにしたいので和風おろしソース」など、どんな人に届けたいかを各チームで明確にしながら話し合いが進み、投票では和風おろしソースが票を集めました。
みんなが考えたパッケージデザイン案を議論
生徒たちが各自宿題で考えたパッケージデザイン案から、好きなデザイン案をチームで選んで発表しました。趣向をこらした案が並ぶなか、しいたけの軸ハンバーグでは、アップサイクルする石づきを分かりやすく絵にした案やキャラクターで親しみやすさをソースでおいしさを表現した案が票を集めました。昆布の根元そうめんでは、商品のよいところを文字で分かりやすく文字で伝える案やシンプルなデザインで昆布らしさを表現する案が人気でした。子供たちから集まったアイディアを参考に、パッケージデザインを仕上げていきます。
▲しいたけの軸ハンバーグの投票上位デザイン案一例
▲昆布の根元そうめんの投票上位デザイン案一例
本取り組みでは生徒たちが実社会で活躍する人材からレクチャーを受けながら約半年をかけてアップサイクル商品を開発します。アップサイクルをする食材の選定をはじめ、ネーミングやパッケージ、マーケティングプランを生徒自身の力で考えます。開発した商品は10月頃に、オイシックス・ラ・大地の定期会員のお客様のほか、一般のお客様向けにも販売を開始する予定です。
【インタビュー可能者について】
青田泰明(青稜中学校・高等学校校長)
長谷川在佑(日本料理「傳」料理長)
東海林園子(オイシックス・ラ・大地 執行役員 経営企画本部 グリーンプロジェクト所管)
*上記記載の内容は都合により変更になることがあります