食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平)は、2022年5月23日より青稜中学校(所在地:東京都品川区、校長:青田 泰明)のSDGsゼミナールで特別授業を開講しました。5月30日開催の2回目の授業では、初回授業で商品化候補に選ばれたきのこの石づき、昆布の根元、大根の葉の3食材をどうアップサイクルするか、アイディアを出し合い投票しました。選ばれたのは、「きのこの石づきと豆腐を使ったハンバーグ」「大根の葉を使った蒸しパン」「昆布の根元を練りこんだそうめん」。授業の最後には商品パッケージのデザインについてのレクチャーもありました。
6月27日の次回授業では、2回目の授業で選ばれたアップサイクルアイディアをもとにつくられた試作品を実食。どうブラッシュアップしていくか議論します。生徒たちが宿題で考えたデザインパッケージ案の投票も行います。
【開催日時】2022年5月30日(月)13:50~15:30
【参加者】青稜中学校の2年生と3年生の有志50名
【登壇者】長谷川在佑(日本料理「傳」料理長)
東海林園子(オイシックス・ラ・大地 執行役員 経営企画本部 グリーンプロジェクト所管)
【授業内容】
・アップサイクル商品を試食。どんな食材がアップサイクルされているか当ててみる
・青稜中学校校長 青田泰明氏と日本料理「傳」の長谷川在佑シェフが対談。
・初回授業で決定した食材をどうアップサイクルするか、各自の宿題をもとにチームで議論
・グループごとに発表し、食材のアップサイクルアイディアを投票
・商品のパッケージデザインについてレクチャー
アジアNo.1にも選ばれたミシュランシェフが講師として登場!
2回目授業は、ミシュラン二つ星とともに2022年の「アジアのベストレストラン50」でアジアNo.1に選ばれた、日本料理店「傳」の長谷川在佑シェフが講師として登壇。
「日本料理が古くから育んできたもったいないの気持ちが、いまフードロスについて考えていることにつながっている」
「お店で出す料理は、実はスタッフみんなで意見を出し合いながら決めている。この授業でも、いちメンバーとしてぜひみんなと意見を出し合いながらよいものをつくりあげていきたい」
と、意気込みを語りました。
生徒がそれぞれのアップサイクルアイディアをグループで議論
講師たちのアドバイスをもらいながら、生徒それぞれが宿題で考えてきた食材のアップサイクルアイディアをグループで議論し発表しました。
「きのこの石づきを他のフードロス食材と一緒にハンバーグにすると、美味しくフードロスにも貢献できる商品になりそう」
「昆布の根元を梅と合わせて梅昆布ジュレに。夏はジュレのままさっぱり食べて、冬はドレッシングにしてもよさそう」
使うシーンや人、季節などさまざまな観点から考え抜かれた、講師陣も驚きの発想がいくつもあがりました。
いよいよ投票!アップサイクルアイディアを3つに絞ります
投票で選ばれたのは、「きのこの石づきと豆腐を使ったハンバーグ」「大根の葉を使った蒸しパン」「昆布の根元を練りこんだそうめん」の3つのアイディア。
「きのこの石づきと豆腐の食感の違いがおもしろいし、材料費も安い。ヘルシーさから特に女性に人気が出そう」
「生地が大根の葉の緑色になるので意外性がある。蒸しパンは年代を問わず好きな人が多いので、誰もが手に取りたい商品になるのでは」
次回授業では、この3つのアイディアをもとにつくった試作品を実食。ブラッシュアップをしていきます。
商品のパッケージデザインのレクチャーも
この日は商品のパッケージデザインについてのレクチャーもありました。次回の授業に向けて、生徒たちにはパッケージデザインを考える宿題が出ています。
「どんなお客様に手に取ってほしいか、お客様一人だけをイメージする」
「 その商品『らしさ』を考えるために、世の中のデザインをたくさん調べる」
など、パッケージデザインを考える上で大切なことについて講師がレクチャーをしました。
最後はパッケージのガイドラインについてクイズを出題。ガイドラインに沿わないデザインを当てる難しい内容でしたが、生徒たちは真剣に考えを深めていました。
本取り組みでは生徒たちが実社会で活躍する人材からレクチャーを受けながら約半年をかけてアップサイクル商品を開発します。アップサイクルをする食材の選定をはじめ、ネーミングやパッケージ、マーケティングプランを生徒自身の力で考えます。開発した商品は10月頃に、オイシックス・ラ・大地の定期会員のお客様のほか、一般のお客様向けにも販売を開始する予定です。
*上記記載の内容は都合により変更になることがあります