日本初(※1) 医師監修による がん患者さんのための食支援サービス
在宅での栄養管理に配慮したミールキットコース
「がん患者さんとつくった ヘルスケアOisix」販売開始(5/14~)
~同時に、治療と食事についての臨床研究・情報提供のための研究所を創設~

 食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平、以下「当社」)が運営するOisixは、2024年5月14日(火)から、がんの治療をされている方と家族の食事サポートを目的とした「がん患者さんとつくった ヘルスケアOisix」の販売を開始します。コースでは国内外のがんと食事に関するガイドラインを参考に、在宅での栄養管理を目的に要件を設定したミールキットを提供。30名以上の医療専門職の方々や15の患者支援団体、企業の協力をいただきサービスの開発に至りました。
 また同日には、当社にて「がん治療を支える食生活研究所」を創設し、臨床研究や治療と食生活とのエビデンスの発信などにも取組む予定です。
(※1)在宅のがん患者さんのため、通信販売が利用可能なミールキットなどを用いたものであって、国内外のガイドラインなど参考にしている食支援サービス

ヘルスケアOisixロゴ画像
商品画像

サービスのコンセプト

サービスのコンセプト説明図

(※2)国内外のガイドラインや基準を参考に、医師監修のもと要件を作成しています。提供する商品は食品であり、病気や健康状態への直接的な効果や効能を保証するものではありません。

「がん患者さんとつくった ヘルスケアOisix」開発の背景

 本サービスは、お客様への定期的なヒアリングの中で、がん患者さんが抱える食生活への不安の声が大きかったことから、食の課題に取り組む当社としてサポートができないかと考えたことがきっかけです。
 患者さんや医療機関、専門家の方にヒアリングしながら、栄養管理や精神面の負担軽減につながる商品づくりに取り組み、『安心・安全な食材宅配』『医学的な知見を参考』『がん患者さんの生活に寄り添う』をコンセプトとした日本初のがん患者さん向けの食事支援サービスを開発しました。(監修:医学博士 東口 髙志)

商品サービスについて

サービス名:がん患者さんとつくった ヘルスケアOisix

【症状に合わせた商品コース】
1、化学療法中などを対象とした「食べられない、作れない時コース」
2、ホルモン療法や経過観察中を対象とした「適正体重維持コース」

医学的知見に基づき、独自の6項目の栄養要件からつくったミールキット ヘルスケアKit Oisix
 国内外のガイドラインや基準を参考に、6項目の独自の要件を設定した特別なミールキット ヘルスケアKit Oisixが選べます。 現在4つのKit「バランスKit」「塩分3g以下Kit」「1日分の野菜Kit」「高たんぱく質Kit」を展開。

ヘルスケアKit Oisixの要件比較図

▲ヘルスケアKit Oisixの要件比較

商品画像

▲ヘルスケアKit Oisix パッケージ

・販売開始:
2024年5月14日(火)10:00~
・URL:https://www.oisix.com/sc/healthcare_otameshi
・対象:Oisix定期会員(当コース登録者の方のみ購入が可能です)
・コース登録料:無料
・週1のお届け(商品キャンセル、お休み可能です)
・価格:1セット/2人前 1,933円(税込)から

(例)「バランスKit」の6項目の要件詳細
(1)たんぱく質:日本人の食事摂取基準(2020年版)による成人女性の摂取必要量を目安に設定
(2)カロリー:成人女性の必要なカロリー数1700~2050kcalをベースに『乳がん診療ガイドライン2022』で推奨される肥満予防の観点から1日の摂取カロリーを調整しやすいカロリーとして1人前500kcal以下に設定
(3)野菜量:厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取目標350gに対して、半量が摂取できる重量で設定
(4)食塩相当量:成人女性の1日の摂取目標量に対して、朝食・昼食の摂取量を考慮して設定
(5)食材品目数:『米国がん協会がんサバイバーのためのガイドライン2022』を参考に摂取が推奨される食材や推奨されない食材を参考に10品目以上の食材が使われるように設定
(6)PFCバランス:お客さまへのヒアリングや国民健康栄養調査を元に平均的な朝食・昼食のモデル献立を設定。その献立とバランスKitを食べた場合の1日のPFCバランスが、日本人の食事摂取基準(2020版)に基づき、たんぱく質13~20%、脂質20~30%、炭水化物50~65%前後になるように設定

「がん治療を支える食生活研究所」創設について

 当社は、「がん患者さんとつくった ヘルスケアOisix」販売開始とともに、「がん治療を支える食生活研究所」を創設しました。当研究所は、医療機関や専門家の協力を得ながら、がん治療と食生活に関するエビデンスの発信、未だ解明されていないがん患者さんの「食生活と病気の関係」について、データ分析と臨床研究を進めることによって、がん患者さんが納得して日々の生活を送れる世の中をつくることを目的とします。
 今後の活動としては、がん治療と食・生活に関するエビデンスレビューや最新情報の共有、必要なエビデンスの為の臨床研究の実施、これらの情報を患者さんや医療専門職へ伝える為のイベント開催などを予定しています。
 公式ホームページ:https://foodlab.oisixradaichi.co.jp

医療専門職の方からのコメント

がん研究会有明病院 高野 利実 先生
 がんの患者さんは、「食べなければいけない」「食べちゃダメ」というMustの文章で考えがちです。これを、「食べたいから食べる」「食べたくないなら無理をしない」というWantの文章に置き換えられたら、だいぶ気持ちがラクになるのではないかと思います。私は、「皆さんのWantを大事にしたい」という想いで、このサービスをサポートさせていただいています。がんがあっても、ラクな気持ちで過ごせるように、食事や日々の生活を楽しめるように、そんなお手伝いをできればと思っています。

高野 利実 先生画像

mammaria tsukiji 尹 玲花 先生
 がんという大病を経験し、食生活について見直す方がほとんどです。どう改善したら良いのか悩み、アレはだめと自分を律するあまり苦しくなってしまうことも。これまで病院ではがん治療中の食生活の情報提供に限界を感じていました。患者様側も体調もままならないのに食事のことまで手が回らないというのが実情。専門家監修のサービスをうまく活用して、治療中そして治療後も美味しい食事で健やかにお過ごしいただきたいです。当院のスタッフもヘルスケア Kit Oisixを活用して仕事に子育てに忙しい毎日の食事を支えられています。患者様のご家族にも広く知っていただきたいサービスです。

尹 玲花 先生画像

昭和大学病院 垂野 香苗 先生
 がんの治療中、治療後の健康維持の中でバランスよく健康的な食生活を送ることはとても大切です。しかし、”バランスよい食生活を続ける”ということはなかなか難しいことです。安心な食材の中から、バランスよくご自身の体調や状況に合わせて選択できる”ヘルスケアOisix”は、患者さんやそのご家族の強い味方になると思います。治療中やその後も、時間や体力がない中で、買い物の手間が減ること、時短で簡単に料理ができること、食材を余らせることがないことも魅力です。これから、更に皆さんの意見から、より良いサービスに成長できることを期待しています。

垂野 香苗 先生画像

開発にあたり、ご協力いただいたみなさま

【医療専門職】(※五十音順)
尹玲花(mammaria tsukiji 院長)
奥松功基(リオールジム 代表)
小関淳 (日本大学病院 乳腺・内分泌外科 外来医長、病棟医長、助教)
金森博愛 (乳腺ケア泉州クリニック)
下村昭彦(国立国際医療研究センター病院 がん総合内科診療科長/乳腺・腫瘍内科医長)
杉山迪子(mammaria tsukiji)
住吉一浩(乳腺ケア泉州クリニック 院長)
高野利実(がん研有明病院 院長補佐、乳腺内科部長、患者・家族支援部長)
滝沢宏光(徳島大学大学院 胸部・内分泌・腫瘍外科学 教授)
垂野香苗(昭和大学病院 乳腺外科 准教授/診療科長補佐)
野木裕子(東京慈恵医科大学附属病院 乳腺・甲状腺・内分泌外科 准教授/診療部長)
長谷川美樹(にいがた乳腺クリニック 院長)
東口髙志(医療法人尚徳会 ヨナハ丘の上病院院長)
伏見淳(東京慈恵医科大学附属病院 乳腺・甲状腺・内分泌外科)
堀口和美(アピアランスビューティクリニック 院長)
萬福允博(乳腺ケア泉州クリニック 科長)
森美樹(自由が丘みきブレストクリニック 院長)、他

【患者支援団体】(※五十音順)
●AYA GENERATION+group ●ikus.医療美容ケア研究会 ●一般社団法人キャンサーフィットネス ●一般社団法人食道がんサバイバーズシェアリングス ●一般社団法人乳がん予防医学推進協会 ●一般社団法人Mon ami ●NPO法人エンパワリング ブレストキャンサー/E-BeC ●認定NPO法人希望の会 ●NPO法人キャンサーリボンズ、他

【企業】(※五十音順)
●株式会社スヴェンソン ●株式会社リサ・サーナ ●株式会社ルネサンス ●Hatch Healthcare株式会社 ●ニュートリー株式会社 ●MICIN少額短期保険株式会社 

参考データ

・調査期間:2024年3月22日(金)~28日(木)
・調査属性:日本全国の乳がん・婦人科がん経験者の方/N数:114
・調査方法:インターネット調査
※検証期間中のサービス利用者の属性で最も割合が高く、また、治療期間が長期にわたり、食事に関する悩みを持つことが多いと予想される乳がん・婦人科がん患者を中心に調査を実施
※本調査内容をご利用の場合は、出典元として「オイシックス・ラ・大地調べ」と必ずご記載いただきますよう、お願いいたします

グラフ画像
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・食事で意識していることとして、”バランスよく食べる”、”野菜をたくさん食べる”と回答した方が全体の66.7%でした。

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・行動に移すことが難しいこととして”バランスよく食べる”、”適正体重を目指す”と回答した方が全体の約43%となり、続いて”ストレスを溜めない”も4割以上でした。

オイシックス・ラ・大地株式会社について

 オイシックス・ラ・大地株式会社は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供しています。子会社に、事業所、学校、病院などの給食事業を展開する「シダックス」、買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」、米国でプラントベース食材のミールキットを展開する「Purple Carrot」などがあり、食の社会課題を解決するサービスを広げています。また、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)としてSDGsに取り組み、サブスクリプションモデルによる受注予測や、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなどを通じ、畑から食卓まで、サプライチェーン全体でフードロスゼロを目指しています。
https://www.oisixradaichi.co.jp/

本リリースに関するお問合せ

  • オイシックス・ラ・大地株式会社 広報:横溝
  • TEL:050-5305-0549(直通) E-mail:publicity@oisixradaichi.co.jp
  • (上記内容は断りなく変更される場合があります/最新情報は上記お問合せ先までご連絡ください)
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