現在、パレスチナ自治区ガザ地区とイスラエルでの大規模な武力衝突により、パレスチナとイスラエル双方の市民に多数の犠牲者が出ています。被害にあわれている方々が一刻も早く安心して過ごせる日が来ることを願っています。
オイシックス・ラ・大地株式会社では、困難な状況下において人道危機に瀕している方々の救援活動を行う日本赤十字社と、ガザ地区やヨルダン川西区の避難市民への物資配布やパレスチナのオリーブ生産者支援を行うパレスチナ農業開発委員会(UAWC)へ、それぞれ500,000円ずつ、計1,000,000円の寄付を行いました。
日本赤十字社:「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的とし、世界191の国と地域に広がる赤十字・赤新月社のネットワークを生かして活動する組織。「イスラエル・ガザ人道危機救援金」に寄付し、イスラエル・ダビデの赤盾社、パレスチナ赤新月社、赤十字国際委員会(ICRC)、国際赤十字・赤新月社連盟、日本赤十字社が行う救援・復興支援活動等に使用されます。*周辺国等に人道危機が波及した場合には、その対応を含む。
UAWC:大地を守る会で取り扱いのあるオリーブオイル(パレスチナ自治区産)の出荷団体であるパレスチナ農業開発委員会。オリーブオイル販売会社のオルター・トレード・ジャパン(ATJ)を通じての寄付となり、パレスチナ自治区(ガザ地区とヨルダン川西岸地区)の人々への物資提供やオリーブオイル生産者への農業復興支援活動等に使用されます。
爆撃で町が破壊されたガザ地区
ガザ地区での飲料水や救援物資の配布の様子
UAWCからの報告▼
配布物資はガザ地区の現地業者から調達し、特に必要とされている食料、ミルク、衣類、水、シェルターの確保に重点を置いています。在庫が限られているので、物資確保は時間との戦いとなっています。在庫が限られているので、物資確保は時間との戦いとなっています。
今回の武力衝突前に収穫し在庫としてあった野菜をガザ地区中南部の農民から直接買ったり、わずかにある燃料を使って井戸から汲み上げた飲料水も一緒に配りました。しかし、地上戦が激化している北部では飲料水等の配布はできませんでした。
このたびの深刻な事態に対し、オイシックス・ラ・大地では、当社からの支援に加えて、当社会員のみなさまにも支援をお願いしたいと考えております。みなさまからの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
・受付口座
・受付期間:2023年11月17日~2023年12月31日まで
・寄付金額:任意の金額をお振込みください
・寄付先:日本赤十字社、UAWC
※本支援金については税務上の優遇措置対象外となります。予めご了承ください
※上記受付口座は本支援専用です。当社商品代金のお支払いは、所定の支払方法に従ってお振込みください
<Oisix>
<大地を守る会>
DAFDAF基金で支援
DAFDAF基金(一口500円)
※大地を守る会の定期会員の方のみご寄付いただけます
当社の大地を守る会ブランドでは、長年交流のあるUAWCからの緊急支援要請を受け、DAFDAF基金の受付を開始させていただきます。
2023年12月31日までにいただきました寄付金はUAWCへ寄付し、ガザ地区の人びとに対する物資の緊急支援、中期的には爆撃によって破壊された農地や農業施設の復興支援、また、ヨルダン川西岸地区で増加している強制立ち退きなどにより、避難生活を送る市民へのテントや住宅資材の提供などの緊急支援に活用いただく予定です。
DAFDAF基金:大地を守る会の海外交流先の環境と伝統的な文化を守り育てる有機農業を振興し、農業生産者や農業者団体の技術や生活の向上のために2006年に設立。現地側からの要望に応じて、また災害時への緊急支援のため、規模は小さくても顔の見える支援をしています。
これまでに、大地を守る会の会員のみなさまからご支援いただきましたDAFDAF基金で、パレスチナオリーブ畑平和の道建設プロジェクト(2006年)、パキスタン洪水被災者支援(2010年)、ミャンマー有機農場施設改善プロジェクト(2019年)、フィリピンバナナ産地地震被災者支援(2020年)、コーヒー産地・東ティモール豪雨被災者支援(2021)、エビ産地・インドネシアスラウェシ島洪水被災者支援(2023年)などをしてまいりました。
スマイルオリーブ基金で支援
オリーブオイル(パレスチナ自治区産)
オリーブオイル(パレスチナ自治区産)450g
2,527円(税込2729円)
スマイルオリーブ基金:大地を守る会では、パレスチナの農民を応援するためにこのオリーブオイルをフェアトレード商品として販売。2012年10月から彼らの命ともいえるオリーブの木を守るために、オリーブの苗木を送る「スマイルオリーブ基金」を設立。対象商品1本のオリーブオイルの販売額から、大地を守る会が8円、販売元の株式会社オルター・トレード・ジャパンから8円、購入いただいた方からの8円の合計24円を基金として貯め、年に一度、オルター・トレード・ジャパン経由でUAWCに送金し、苗木の購入費用に活用されています。パレスチナの人々にとってオリーブは生活の糧であり、オリーブを植え続けることで自分たちの土地を守ることにも繋がっています。2012年から2022年度までの基金額合計は1,879,972円となっています。
2022年2月に大地を守る会が開催した「オーガニックフェスタ2022」の配信動画にて、パレスチナオリーブオイル産地の様子がご覧いただけます。
URL:https://youtu.be/8NvebCDfQsI
(2007年撮影)
当社では、引き続き、国際情勢やパレスチナオリーブ生産者の被害状況を確認しながら、支援活動を検討いたします。詳細につきましては、当社のホームページにてお知らせいたします。