食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平)は、育児休業を終えて2023年4月1日より復職をした社員11名(女性10名、男性1名)に対して“おかえりなさい”を直接伝える「復職式」を本日4月28日に実施しました。「復職式」は2017年から実施しており、2020年から2022年は新型コロナウィルス感染拡大防止のためオンラインで実施、今年は4年ぶりのリアル開催となります。
また、「復職式」にとどまらず、当社ではアフターコロナにおけるインターナルコミュニケーションの施策として、オフラインの取り組みを充実させていきます。
▲オイシックス・ラ・大地 2023年度 「復職式」集合写真
育児休業後の復職には不安を抱える社員が多く、事前情報や準備がないまま復職をすることで、理想と現実のギャップが生じ退職してしまったり、また受け入れる組織においても、子育てをしながら仕事を続けることへの知識や理解がないままだと負担を感じやすく、仕事に影響を及ぼしてしまう等の問題が発生する可能性があります。
復職する社員の不安とは?
①休んでいた期間の会社の状況や制度の変化がわからない
②会社から必要とされているのかがわからない
③配属先の理解(精神面)や業務分担(業務面)が可能なのかがわからない
受け入れる組織の不安とは?
①復職者の現状や悩み不安がわからずどう対応すればよいかがわからない
②復職者の以前の仕事内容や得手不得手が把握できておらず適切な業務がわからない
当社では、「復職式」にとどまらず、復職者が育児や家庭と仕事を両立し、働くイメージを持ったうえで、復職できるよう、立ち上がりを支援し、パフォーマンスを発揮しやすくなるためのプログラムや、受け入れ先となる組織への支援策を複数用意しており(※ページ中段図1参照)、復職率は毎年ほぼ100%となっております。
代表取締役社長 高島からメッセージ
「みなさんおかえりなさい」の一言から始まった高島からのメッセージは、復職した社員に気を付けてほしいこと、2点が話されました。
1つ目は「昔みたいに働こうとしない、昔の自分と比べない」ということ。子供が生まれる前と同じような働き方をするのではなく、新しい働き方を見つけてほしい。2つ目は「焦らない、両立する方法をまず見つけてほしい」ということ。復職して、こんなはずじゃなかった、と焦ってしまう方がいるが、今は、両立する方法を見つけることが大事。そのあとに頑張ることを行ってほしい。皆さんの活躍を”長い目”で期待しています。
もどってきてくれて、ありがとうございます。と締めくくられました。
復職証書・ベジタブルブーケ&Kit Oisixプレゼント
「おかえりなさい」の掛け声とともに、上長から復職者に復職証書の授与がされました。復職証書にはチームの仲間からのメッセージが添えられていました。当社ならではの野菜とお花の”ベジタブルブーケ”のプレゼントも。そして、後日それぞれの自宅には、帰宅後の忙しい時間に役立ててほしいと、Oisixのミールキット”Kit Oisix”がプレゼントとして送付されます。
▲復職証書の授与
▲野菜でつくった「ベジタブルブーケ」をプレゼント
復職への思いを漢字一文字に込めて発表
復職者一人ひとりが大切にしたい漢字を発表しながら、自己紹介、今の心境を発表しました。「明」「愉」「遂」などの漢字が発表され、その一文字に込められた意味を伝えながら、復職する意気込み、心配なことなどを共有。それぞれの発表を聞くことで、不安な気持ちを持っているのは、一人ではないことを改めて認識し、一緒に頑張っていく気持ちを高めました。
復職者からのメッセージ
大熊 俊之(大地を守る会 商品本部所属)
3か月の育児休業を終えて復職すること自体に不安と緊張がありましたが、このような会を開いていただいて安心しました。以前はほぼオフィス出社をしていましたが、今後はリモート中心に週に何回かオフィスに出社する形で働いていきます。しばらくは、仕事と育児のバランスをとりながら、会社のミッションを成し遂げることが重要だと考えています。
時間をかけて成果を出すことから、仕事の仕方を変えていくことが必要だと考えています。
復職者からのメッセージ
川田 沙規子(ソリューション事業本部)
復職式は「おかえりなさい」とあたたかく迎えてくれて、とてもありがたいです。休業中は子どもが中心のコミュニケーションだったこともあり、このように仲間に歓迎してもらえるのは居場所があってとても嬉しいです。今後は一人で頑張ろうとせず、初めから周りの方を巻き込み、協力をしていただきながら、ミッションを成し遂げることに注力をしていきたいと考えています。
育児休業者が復職をする4月以前から、面談の実施や、復職にあたっての心構えをケーススタディで学べる講座を実施しています。復職後には、業務と家庭の両立が出来るように生産性アップ講座や問題解決講座の設定、上司との定期的な面談、子どもを持つ社員とのランチ会の開催なども行っています。
▲図1:オイシックス・ラ・大地 育児休業者復職プログラム
オイシックス・ラ・大地では、事業への理解、社員同士の理解を深めることで、活躍できる状態を作ることを大切にしています。2023年度は、新型コロナウィルス感染症5類移行を受け、昨年度まで控えていたオフラインでのコミュニケーションを復活させていきます。
▲「社内bar」の様子
▲「ORDicle」の様子
3か月に1度実施
社長も新入社員も集って楽しむ「社内bar」
3か月に一度、オイシックス・ラ・大地が自社で開発した食材を知る機会として、開催ごとのテーマに合わせた料理を社員が調理して提供しています。
新入社員から社長まで、部署や年代を超えたコミュニケーションの場として多くの社員が参加する人気の企画です。社内でのつながりを増やす、知識を拡げることを目的としています。
【対象者】オイシックス・ラ・大地で働くすべてのメンバー
【参加費用】無料
趣味が同じ人集まれ!
仕事を超えた仲間を探す「ORDicle (オーディクル)」
オイシックス・ラ・大地のサークル活動。「サーフィン部」「座禅部」「手仕事同好会」など現在16種の様々なサークルがあり、200名を超える社員が参加をしています。業務外の運動、文化活動を通じて心身のリフレッシュをすると共に、自己研鑽・社員同士の懇親によって、より仕事のパフォーマンスを上げることを目的としています。
【対象者】オイシックス・ラ・大地で働くすべてのメンバー
【補助】参加者一人あたり月2,000円を補助(※活動費として)
テーマに沿ってとことん話す!
「ORDトーク (オーディトーク)」
オイシックス・ラ・大地で働くメンバーなら誰でも主催・参加可能な制度。毎回テーマに沿った会が社内のあちこちで開催されています。4月のテーマは、「良いスタートを切るために!未来のことを話そう」。会への参加後には、未来に向けて自分がやるべきことが明確になった!良い刺激・情報をもらえた!状態を目指します。
【対象者】オイシックス・ラ・大地で働くすべてのメンバー
【補助】参加者一人あたり月2,000円まで補助(※飲食費等)
同期との繋がりを力に変える「同期会」
同じタイミングで入社した社員が「同期」として集まる機会を支援します。社内でネットワークを構築し、何かあったときに頼れる仲間を作ることを目的としています。
【対象者】同じ日・同じ月に入社をした社員
【補助】参加者一人あたり3,000円を補助
▲「畑の体感研修」の様子
全国約4,000の取引農家の畑で行う研修制度
「畑の体感研修」
自らの仕事の意義を深く理解するために、業務として産地に行き、畑で農作業をしたり、生産者との対話を通して、実際に食がつくられる現場を見、想いに触れることで、頭だけでなく体で企業理念を体感します。
【対象者】オイシックス・ラ・大地で働くすべての社員
【参加費用】無料
費用は会社が負担!
入社者を歓迎「ウェルカムランチ」
これから働くメンバーに早く馴染んでもらい安心して業務できるよう、入社後1週間以内に実施をしています。会社の制度として設けることで実施されやすく、また費用負担(一部)もあるため多くの社員に活用されています。
【対象者】入社者がいる配属先
【補助】参加者一人あたり1,000円までを補助
入社後に直接社長と対話する「社長ランチ」
オンボーディングの一環として、社長と直接接点を持つことで会社の理解を深め、自身の業務を通じて実現したいこと、成し遂げたいことを醸成する機会を提供しています。
【対象者】入社から約1か月後の社員
【参加費用】無料
オイシックス・ラ・大地株式会社は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供しています。子会社の買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」や、米国でヴィーガンミールキットを展開する「Purple Carrot」も含め、食のサブスクリプションサービスを広げています。
当社は、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)として、サブスクリプションモデルによる受注予測や、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなどを通じ、畑から食卓まで、サプライチェーン全体でフードロスゼロを目指しています。