食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平、以下 当社)が運営する「らでぃっしゅぼーや」では、長引く緊急事態宣言下での外食需要の減少により、生産余剰となった生食用野菜「ケール」(もったいないケール)を、総菜定番人気商品のコロッケの具材として活用し、フードロス削減及び生産者支援の一環として取り組みを開始します。「もったいないケールコロッケ」として製造開始し、9月6日に、ウェブページで予約販売を実施し、10月初旬に販売開始します。当社が運営する「Oisix」でも10月初旬に販売を予定しています。
▲今夏、緊急事態宣言下の外食需要減少に伴う
余剰野菜「ケール」
▲岡忠農園(長野県飯山市)でケールを生産する
岡田忠治さん・早苗さんご夫妻
らでぃっしゅぼーやでは、長引く緊急事態宣言下の影響による外食需要減少にともない、今夏、都内のレストラン、ホテル等での外食需要を見込み生産したケールの販売目処が立たずに困っているという生産者の声を受け、支援策に取り組みます。
ケールは、カルシウムや葉酸が豊富に含まれており※1、その栄養の豊富さから青汁(飲料)として飲まれてきました。アスリートや美容に関心の高い方を中心にサラダとして食されるようになり、レストランなどでも需要があります。今回、余剰となったケールは日常の食卓でも食べやすい加工食品として、素材を生かすアイデアを考案しました。ジャガイモの甘みを引き立て、彩りもよくなることからコロッケの具材として活用し、冷凍惣菜の「もったいないケールコロッケ」として製造開始することになりました。
※1「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より
”ケール”は、長野県飯山市にある岡忠農園の畑で、飲食店、ホテル業界の需要分として生産された約168kgを使用、コロッケ全体の10%相当量と、たっぷり使用します。
ほのかな苦みと、ふんわりとした質感が特徴のケールは、3~5mmのダイスカットにし、全体に均等に行き渡るように、じゃがいもやその他具材と混ぜ合わせました。特有の苦みも感じないので、お子様でも楽しめる味わいのコロッケになりました。
製造は、らでぃっしゅぼーやで人気の「あたためるだけシリーズ コロッケ」の製造事業者「まきば」が担い、丁寧な手作業工程で作り上げています。「あたためるだけシリーズ コロッケ」同様、じゃがいもは新潟県魚沼地方の雪を使った天然の冷蔵庫”雪室”で熟成させ糖度が高い「雪むろじゃがいも」(糖度約10%、通常ジャガイモの糖度は3%程度)を使用。ほのかなケールの苦みが、ジャガイモの甘味を引き立てています。電子レンジやトースターで温めるだけで、菜種油でからりと揚げたサクサクの食感になります。
商品名・商品本体価格(予定):
「もったいないケールコロッケ」
1パック4個入・915円(税込)/2パック8個入・1,801円(税込)
販売スケジュール:
予約開始:2021年9月6日(月)より
販売開始:2021年10月初旬(10月4日予定)
※追加でもったいないケールが生じた場合、再製造、再販売する予定です。
▲製造の様子
1988年に設立。有機・特別栽培野菜、添加物を控えた加工食品、環境にやさしい日用品等の個別宅配事業を展開し、現在会員数は65,320人(2021年6月末現在)です。安心・安全にこだわった、持続可能な社会の実現を目指した商品、サービス開発を行っています。旬のおすすめ野菜の詰め合わせボックス「ぱれっと」と、フードロス削減を目的に、ふぞろいでも美味しさや価値のある食材を取り扱う「ふぞろい らでぃっしゅ」の販売企画に取り組んでいます。
オイシックス・ラ・大地株式会社(代表:高島宏平)は、「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」の国内主要ブランドを通じ、安心・安全に配慮した農産物、ミールキットなどの定期宅配サービスを提供しています。子会社の買い物難民向け移動スーパー「とくし丸」や、米国でヴィーガンミールキットを展開する「Purple Carrot」も含め、食のサブスクリプションサービスを広げています。
当社は、「サステナブルリテール」(持続可能型小売業)として、サブスクリプションモデルによる受注予測や、ふぞろい品の積極活用、家庭での食品廃棄が削減できるミールキットなどを通じ、畑から食卓まで、サプライチェーン全体で食品ロスゼロを目指しています。