7/11は“真珠”記念日 アコヤ貝の大量へい死やコロナ禍の打撃で苦境の国内真珠生産者を支援
”ふぞろい”に価値を提案「ふぞろいRadish」から
個性的で不揃いな美しさを楽しむジュエリー
「ふぞろいパール」を新発売

 安心・安全な農産品や加工食品、ミールキットなどの食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平、以下「当社」)が運営するらでぃっしゅぼーやは、展開する「ふぞろいRadish」※1から、国産真珠産業維持を記念する7月11日(真珠記念日※2)に合わせ、宝石としての規格に満たないながらも個性的で美しいふぞろいなアコヤ真珠を楽しむエシカルジュエリー「ふぞろいパール」を、7月5日(月)より発売開始します。
 2019年のアコヤ貝の大量へい死※3に加え、コロナ禍における展示会および入札会の中止などの影響で苦境に見舞われた生産者支援の一環として取り組みます。高価な真珠の輝きをカジュアルに楽しめる価格帯で提供し、お客様には適正価格を、生産者には適正な利益をもたらすことで、希少な国産真珠産業の維持への貢献の一助となることを目指します。

※1、「ふぞろいRadish」は、作り手の支援やフードロス削減を目的に、正規品と同じく新鮮さとおいしさは担保し、色・形・サイズなど多様なふぞろいの野菜や水産物を取り扱う、今年4月5日より開始したサービスです。今回は、自然の恵みを大切に生かすという観点から、ふぞろいパールを販売いたします。
※2、1893年(明治26年)のこの日、三重県鳥羽町の御木本幸吉(みきもと こうきち)夫妻が、初めて真珠の養殖に成功したことを記念し、宝飾品製造販売企業が制定
※3、へい死(斃死)とは、何らかの原因により動物が突然死んでしまうことを意味します。

商品画像

▲ふぞろいパール(羽・つのミックス)※激しく変形した真珠で、クラフトやインテリア用(楽しみ方リーフレットつき)

生産者様画像

▲愛媛県西予市にある無茶々園の真珠生産者の佐藤和文さん(真珠養殖三代目。宝石鑑定士の資格を持つ稀有な養殖家)

2019年アコヤ貝大量へい死の影響で真珠生産に大打撃!
仕入れ量は4分の1から5分の1に激減

 日本一の真珠生産量を誇る愛媛県は、真珠養殖の元であるアコヤ母貝生産において9割近いシェアを誇り、真珠生産2位の長崎県や3位の三重県にも母貝を出荷しています。アコヤ貝の真珠養殖は、通常、春先に人工交配によって数ミリの稚貝を生産し、それを母貝養殖業者が買い取って約1年半かけて成育。育った母貝を真珠養殖業者が買って真珠の核入れから2年、3年かけて海中の網かごで養殖し、真珠を生産します。

 2019年はアコヤ貝の大量へい死により、母貝生産量は832トン(全国967トン)で2018年の1055トン(全国1247トン)から25%近く落ち込みました。真珠母貝、稚貝のいずれもが大量死し、今年度の真珠生産の仕入れ量にも大きく影響しています。今回、「ふぞろいパール」で販売する真珠の生産団体無茶々園※4における2019年の母貝仕入れ量は、例年の3分の2程度、2020年の母貝仕入れ量は、例年の3分の1程度にまで縮小、今年度の真珠生産量は平年の4分の1から5分の1程度にまで落ち込む見込みで、複数年にわたる打撃で苦境に立たされています。
(出典:愛媛県、水産統計資料 真珠養殖生産の地位/真珠母貝洋食生産の地位)
※4、無茶々園の真珠生産者は、日本一の真珠生産量を誇る愛媛県に位置し、真珠の育つ環境改善活動に1975年から取組み、真珠づくりから宝飾品加工までを一貫生産する稀有な真珠養殖事業者です。

さらにコロナ禍における真珠輸出ストップで販売先縮小、打撃の追い打ち

 世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年度の真珠(天然・養殖)の輸出額は、前年比マイナス77%の約76億円(2019年輸出額:約329億円)と大きく落ち込みました。
(出典:農林水産省食品産業局、2020年の農林水産物・食品の輸出実績の概要)

羽や角(つの)付きなど個性的な美しさが際立つふぞろいな真珠を商品化

 およそ4~5年の年月をかけて育つ“真珠”ですが、無茶々園の真珠生産者によると、真円に近く真珠層の巻きが多く光沢がある宝石価値の高い美麗な高級真珠は、核入れした全体の2割程度※5。形に歪みが多い中級・多用途クラスが35%程度※5、真珠層形成不全・死滅など商品価値のないものが45%近く※5に上ります。
 中級・多用途クラスの真珠は、羽や角(つの)付きなど1つ1つが個性的な美しさを楽しめる隠れた逸品。今回、そのふぞろいの魅力を楽しむジュエリーとして中級・多用途クラスの真珠を集め、ピアスやイアリングとして、また、真珠5粒セットにしたクラフト用素材として販売します。

グラフ画像

※5 真珠は、生物が創り出す有機物宝石で厳密な規格がないため、「無茶々園」品質クラス基準、2020年度無茶々園生産者実績(年によって数字にバラつきあり)

商品概要

商品画像

①「ふぞろいパール(羽・つのミックス)」
※形:激しく変形 3,300円(税込)

商品画像

②「ふぞろいパールのネックレス」
※形:少しいびつ 7,128円(税込)

商品画像

③「ふぞろいパールのピアス」
※形:少しいびつ 8,338円(税込)

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④「ふぞろいパールのイヤリング」
※形:少しいびつ 8,338円(税込)

リーフレット画像

▲「ふぞろいパール(羽・つのミックス)」を購入いただいた方には、リーフレットを同封。(こだわり生産者、佐藤和文さん取材内容の他、クラフト、インテリアとしての楽しみ方も紹介。)

商品画像

▲ふぞろいパール羽・つのミックス
クラフト活用例(ブローチ)

販売日時:2021年7月5日(月)10:00~2021年7月31日(土)9:59 ※ただし、売り切れ次第販売終了
ふぞろいパール特集サイト: https://www.radishbo-ya.co.jp/brand/fuzoroi/pearl.html

株式会社 地域法人無茶々園について

1974年からできる限り農薬を使わない農法で柑橘類を中心に生産する、環境保全型農業の先駆け的存在。1993年に株式会社を設立、真珠やちりめんなど海の産物や、みかんジュースなどの加工品、コスメブランド等、地域の強みをいかした品目を取り扱い、地域主導の産業形成と主体的な地域づくりを支える。

「ふぞろいRadish」について

 作り手の支援やフードロス削減を目的に、全国約4000軒以上の契約生産者から仕入れたふぞろい食材のみ販売するサービスとして、今年4月5日に開始しました。食材の新鮮さとおいしさはもちろんのこと、色・形・サイズ、傷などがあるふぞろいの農作物・畜産物・水産物に加え、ふぞろい食材を使用した加工品など取り扱います。
 商品アイテム数は2022年末には年間で100アイテム販売予定です。

ロゴ画像

食品宅配サービス「らでぃっしゅぼーや」について

 1988年に設立。有機・特別栽培野菜、添加物を控えた加工食品、環境にやさしい日用品等の個別宅配事業を展開し、現在会員数は62,751人(2021年3月末現在)となります。安心・安全にこだわった、持続可能な社会の実現を目指した商品、サービス開発を行っています。
 旬のおすすめ野菜の詰め合わせボックス『ぱれっと』と、伝統野菜や見た目が面白い野菜『いと愛(め)づらし名菜百選』シリーズを取り扱っています。

本リリースに関するお問合せ

  • オイシックス・ラ・大地株式会社 広報:横溝
  • TEL:050-5305-0549(直通) E-mail:publicity@oisixradaichi.co.jp
  • (上記内容は断りなく変更される場合があります/最新情報は上記お問合せ先までご連絡ください)
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