東京ハーヴェスト実行委員会(オイシックス・ラ・大地株式会社、カフェ・カンパニー株式会社、一般社団法人東の食の会/共同実行委員長:楠本修二郎・高島宏平) は、農家、漁師、畜産家など食の作り手の素晴らしさを国内外に発信し、感謝と尊敬の気持ちを形にして伝える収穫祭「Tokyo Harvest (東京ハーヴェスト)2020 Online」を、2020年11月7日(土)から11月29日(日)までオンライン開催しました。期間中の土日祝日は、参加者がオンラインで生産者とコミュニケーションできる32個の産地発ライブプログラムを実施、会期中の再生回数はのべ11万回を超え、視聴者アンケートによる満足度は5段階中4.6を得ました。
2013年にスタートした Tokyo Harvest は、本年で8回目を迎え、昨年度の来場者数が2日間で4万人を超える人気のイベントとなっています。今年はコロナ禍で東京都内でのイベントは中止となり、オンラインで実施。おうちにいながら「産地とつながる・学ぶ・食べる」をコンセプトに、人と人、都市と地方のつながりが希薄になりがちな中、全国各地の生産者との出会いや交流の機会を提供しました。各ライブプログラムの様子は公式サイト(https://www.tokyoharvest.com/program/)からご覧いただけます。
2021年秋もリアル、もしくはオンラインでの開催を検討してまいります。
人気の料理家・ぐっち夫婦が、茨城県産の旬野菜と茨城県の新たな銘柄豚肉「常陸の輝き」を使った休日にぴったりのランチメニューを仕上げるオンライン料理教室をお届けしたり、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんと県内の味噌蔵で中継をつなぎ、発酵食品の魅力を語るなど、県産品の魅力を発信するライブプログラムを5回実施。
ご視聴いただいた方向けには、東京・銀座にある茨城県のアンテナショップ「IBARAKI sense」でデザートの割引が受けられるキャンペーンも実施し、想定枚数を上回るクーポンを発行。県の公式LINEアカウントへの誘導や、上記アンテナショップへの来店促進を行い、オンラインイベントから都内のリアルタッチポイントへ送客を行うことができました。
▲茨城県のおいしい食材で「今日なに食べよう?」
ぐっち夫婦ライブ
家にいながらイタリア食紀行 産地見学プログラムも好評
日本の食卓にもすっかりおなじみとなったオリーブオイル。家にいながらイタリアの有機オリーブ畑を旅しているような感覚で、現地でのオリーブ収穫風景や、エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルができるまでの様子をライブでお届けしました。本イベントパートナーの「アルチェネロ」ではイタリア各地の農家や農協とのネットワークを生かした食材を製造しており、コロナ禍において遠く離れた海外の産地体験ができる貴重な機会となりました。
オンラインならでは 漁師と一緒に沖に出る「リモート漁」や、農家にサワー作りを学ぶライブも
自分の選んだかごで獲れたお魚がおうちに届く「リモート漁師体験」。カゴ漁の獲れ高を左右するのは「エサ」と仕掛ける「ポイント」。事前チケット購入者の選んだ通りに三陸の漁師が仕掛けを投入し、獲れた海の幸を丸ごとお届けするライブプログラムを実施。高級食材のマダコや穴子など、引き揚げてみるまで分からないカゴ漁ならではのドキドキ感を、ご家庭で味わっていただきました。
また、事前に産地からレモンをお届けし、レモン農家の手ほどきを受けながら作り方を学べる「レモン農家直伝のレモンサワー教室」など、これまでの都内開催イベントにはない、産地・地元と直接つながり、じっくり時間をかけて産地の様子を聞けたり、生産者とのコミュニケーションが楽しめる、視聴者参加・事前購入型プログラムを多く実施しました。
産地と醸造所から、コロナ禍における酒米あまりの現状を伝える
ライブでは、新型コロナウィルス対策で外食や観光時の需要が減ったため、国内外の出荷量が大幅に減少している日本酒の現状を受け、原料となる酒米「山田錦」の余剰米をご家庭でおいしく食べられるメニューも提案。過去の Tokyo Harvest 開催時と同様に、産地支援や身近なフードロス対策についても全国に向けて発信しました。
※実施したイベントのアーカイブは、 Tokyo Harvest 公式サイト、SNSからご覧いただけます。
※ご協賛、ご出展にご興味のある方は tokyoharvest@oisixradaichi.co.jp までお問い合わせください。