オイシックス・ラ・大地株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:高島 宏平)の連結子会社である、株式会社とくし丸(本社:徳島県徳島市)の代表取締役社長の住友 達也が、とくし丸の立上げや苦悩、そして全国44都道府県で300台以上の稼働までを綴った「ザッソー・ベンチャー 移動スーパーとくし丸のキセキ」を出版いたします。
2012年、社員数3人ではじめた会社が、2018年6月現在月販6億に。
テレビや雑誌、新聞での紹介が絶えない「移動スーパーとくし丸」ビジネスのすべて。
お買い物難民を助けたい、おばあちゃんが集まることのできる場所を作りたい! ! 実際に自分たちで町を歩き、ピンポンしながら一軒一軒のお宅を訪ねてニーズを掘り起こし、試行錯誤を重ねてその仕組みを作り上げていく様子は、あまりにも地味で、地道な日常。現場で販売するパートナーの提案を飲み込むうちに進化し、商品数が飛躍的に増えていく軽トラックとくし丸。組むのは、地域に根差してがんばる全国各地の地元スーパー、そのスーパーと定額で低額な契約を結んで、地域のインフラを守る。
7年前徳島で始めてから、ほぼ全県でとくし丸が稼働するところまで突き進んでいった奇跡の軌跡。AIの対極にある肉体派のザッソーベンチャー、読めば読むほど、新たな気づきが生まれます。
■ 目次
・まえがき
【第1章】2012年 第二創業の志
【第2章】2013年 在野の雑草
【第3章】2014年 芽吹き
【第4章】2015年 石の上にも3年
【第5章】2016年以降 移動スーパー元年
・あとがき
・とくし丸・資料
地域の過疎化や核家族化による日常の買い物が困難ないわゆる買い物難民が全国で825万人いると推計されており、大きな社会問題として注目されています。その買い物難民に向けて移動スーパー事業を行うのが移動スーパーとくし丸です。 とくし丸の移動スーパー事業は買い物難民を支援するため2012年に設立され、2016年5月からはオイシックス・ラ・大地の子会社となり、事業を推進しています。地域のスーパーマーケット(以下SM)と契約した販売パートナーと呼ばれるオーナー経営者(個人事業主)が地域の提携SMの商品を選りすぐり、400品目1200点の商品を冷蔵機能を備えた軽車両に積んで各エリアを巡回し商品を販売する仕組みです。 また、地域の自治体や警察署と見守り協定を結び、お客様に病気の兆候があった場合は地域包括センターに連絡、詐欺事件を防止するなど地域の安全も見守っています。
住友達也(すみともたつや)
1957年、徳島県生まれ。国立阿南高専機械工学科卒。
1981年、23歳で徳島のタウン情報誌「あわわ」創刊。
2003年に「あわわ」をM&Aで売却後、プランナーとして活動するも、両親の話から「買い物難民」の現状を知って2012年1月株式会社とくし丸を設立。